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2011年09月01日

スモールさんはおとうさん

「ちいさいじどうしゃ」や「ちいさいしょうぼうじどうしゃ」など
車が大好きなこどもたちに人気の絵本、
スモールさんシリーズ。

働き者のスモールさんも、
実は奥さんと3人の子どもがいて、
おうちの仕事も、家族で協力しながら
ちゃーんとやっているのでした。
洗濯物を干したり、
家の飾り付けをしたり、
水漏れを直したり、
草刈りをしたり、
そして子どもに絵本を読んであげたり…。

初めて読んだとき、
ワークライフバランスの絵本だ〜、と思いました。

これが、1951年に描かれた絵本だというところが、
やはりアメリカと日本は違うな〜と感じます。
日本は、やっとこんな家族が珍しくなくなってきましたものね。

マミー・スマイルの、東北支援本棚に、
定価1365円⇒400円で販売しています。
中古ですが、新品同様にきれいです。
売り上げは、東北で活動中のNPOに寄付します。

マミー・スマイルには、
他にも寄付していただいた良本を置いています。

寄付またはお買い上げのご協力を
よろしくお願いします。

http://www.geocities.jp/mammysmile/index.html  


Posted by あこ姉 at 15:40Comments(2)絵本

2011年06月03日

絵本よみくらべ〜ロバート・マックロスキー〜

先日、恒例の絵本勉強会〜読み比べ〜に参加してきました。
メインは「かもさんおとおり」で有名な
ロバート・マックロスキーでした。

「サリーのこけももつみ」「海べのあさ」
「すばらしいとき」
が三部作といわれていて、最初小さかったサリーが、だんだんと成長していくようすが
それぞれの作品に描かれています。

読み比べた本は敢えて書きませんが、
一般的には「良本」といわれていたり、人気があったりする本も
読み比べをしてみると
マックロスキーの絵本がいかにリアリティーに富み、
かつ子どもの持つ夢や好奇心や冒険心を温かく見守る視点に富んでいるかが
分かります。

絵本を選ぶとき、
どんな基準でこどもたちに買い与えていますか?
親はつい「いい子」を描いた絵本、
こうなってほしいといった勧善懲悪的な絵本を選びがち、与えがちじゃないでしょうか?

でも子どもが絵本の世界に入り込めるのは、
そこにごまかしやいい加減な想像力、大人の勝手な都合で描かれたものではないリアルな世界と
子どもの、ホントにやったら叱られそうな、でも好奇心にかられてやってみたいような
そんな世界を描いた作品こそ
真に子どもの心をつかむのです。
(大人も、自分が体験できないような大恋愛ものに惹かれたりしますよね)

自分の反省も込めて・・・なんだけど
ママに愛される「いい子」でいるために
絵本でまで子どもを縛るのはちょっと可愛そう。

マックロスキーの絵本は、
人間も動物も自然の一部であり
お互い侵害せず、共存しているんだということ。
子どもはたくさんの大人が見守り、
社会みんなで育てていくものだということ
などを気付かせてくれます。

といっても、
そんなに難しい内容ではないんですよ(笑)


「自然は神が作った完璧なもので、人間が手をいれてはいけない」と言った
イギリスの社会思想家ジョン・ラスキンの影響をうけた作家だと聞き、
今の日本の状況に照らし合わせてぴったりなお話だなと思いました。

マックロスキーを読んだことのない方、
まずは大人が読んで、
そしてお子さんにもぜひ読んであげてください。

http://www.geocities.jp/mammysmile/

icon122マミー・スマイルでは「絵本プロジェクト」と題して、
素晴らしい絵本の数々を寄付していただき、
小さなお子さまのいるママたちに安価で提供しています。
絵本を愛する人の思い、
いい絵本を与えたいと思う親御さんの思いをつなげていけたらうれしいです。
また、売上金は、
すべて東日本大震災の被災者の皆さんのお役に立てたいと考えています。
  


Posted by あこ姉 at 15:46Comments(2)絵本

2010年03月13日

絵本の紹介です。

「まほうのマフラー」
あまんきみこ作
マイケル・グレイニエツ絵
(ポプラ社)

先日、小学校のよみきかせで読んだ絵本です。
とうさんのマフラーをまくと勇気が出て、
大きな犬の横も通り抜けられるし
かけっこも速く走れる。
いじめっ子とも仲良しになれる。
小さな男の子の1週間に起こる様々な小さな事件。
最後のページは、
じーんとして涙を誘う一遍です。

絵も、とっても素敵なんです。
どんな画材で描いているのか
独特な立体感と手描きの温かみが
とても印象的。
確か
「お月さまってどんなあじ?」
「クレリア」
を描いた方です。

愛と勇気をもらえる素敵な絵本。
こんな絵本に出合えると、
心があったかくなります。

http://www.geocities.jp/mammysmile/  

Posted by あこ姉 at 15:14Comments(3)絵本

2009年08月06日

一気読みしました。

「自分ルールでいこう」というタイトルの本です。
簡単なあらすじは、
小学生のとき、ひどいイジメにあい、自殺未遂までした作者が、
高校時代チーマーの総長になり、
絵本作家になって成功するというノンフィクションです。
あくまでも、これはあらすじ。
作者のぶみさんの書く、かわいいイラストからは想像できないほど
壮絶な少年時代を過ごして来た彼。
私とは住む世界が違うと思いがちなのですが、
なかなか深い言葉が散りばめられていて
夕方の2時間位で、220ページ、一気に読んでしまいました。




集団で生きられない人間がいる。
少しの言葉で傷つく人間がいる。
みんなと仲良くできない人間がいる。
大人たちは、立派なことを言おうとするけれど、
すぐに僕を変えたがるけど
僕は、なにも変わらない。
ただ、もっと優しくなりたいだけなんだ。
                     ~第一章から~

僕が考えて、
僕が失敗して、
僕があきらめて
僕がはいあがって、
僕が見つける、
誰かじゃない、僕を強くするルール。

人とあわせることがそんなに大切だろうか。
人と比べてなにが楽しいんだろうか。
あの人は、こうなのに私は、ダメ。
周りばかり見てる。
くっだらねぇ!
                ~あとがきより~
(「自分ルール」でいこう/のぶみ 角川書店)

いいかげんなようで、とても努力してる。
あきらめてるようで、希望を持ってる。
コンプレックスがあるようで、自信を持ってる。
そんな、人間として誰もが持つ感情を素直に著していて
なんだか勇気と自信が出てくる本です。
ぜひいちど、読んでみてくださいね。

http://www.geocities.jp/mammysmile/
  

Posted by あこ姉 at 01:32Comments(4)絵本

2008年05月07日

ようちえんがまってるよ

3月まで週2回ほどお預かりしていたYちゃん。
トイレもおしゃべりも3歳とは思えないほどしっかりしたお子様で、
マミースマイルが大好きでいてくれて、
何もない日でも時々遊びに来てくれていました。
でも4月から幼稚園年少さんに入園し、
なかなか顔を見る機会が少なくなっていました。

Yちゃんのママは、入園後も毎週のフィットネスやヨガに通ってくださっているのですが
4月の中ごろからちょっと浮かない顔をしていました。
事情をうかがうと、Yちゃんが幼稚園に行きたがらなくて困っているとのことでした。
これまで比較的順調に成長してきたYちゃん(&ママ)の初めての試練のようでした。
しばらく経ってもなかなかママさんの顔が明るくなることはなく、
日がたつにつれて段々疲れが増してきているようにも感じられました。
なんとかしてあげられないかしら?

実を言うとわが娘も入園後3ヵ月くらいは
なかなか幼稚園に慣れてくれず、
私自身本当にそれこそ初めての挫折を味わい、悩んだことがありました。
そんな頃に買った絵本。
「ようちえんがまってるよ」と「なきむしえんはおおさわぎ」。
これを読んであげて、ちょっとだけ娘は幼稚園に行く気になってくれました。
そうだ、これを読んでみたらどうだろう。
役に立たないかもしれないけど・・・。
と思い、
家の中の本棚を探して、
GW前にママさんがご来店されたときお渡ししてみました。

そして、今日。
受付時間が終わり、掃除をしようかと掃除機を片手に持ったとき
窓の向こうにYちゃんとママがicon77
慌ててドアを開けて飛び出していきました。
Yちゃんは、レースの靴下に革靴、ひらひらのスカートにオシャレなTシャツを合わせ、帽子やバッグも身につけて思いっきりおしゃれをしていました。
「Yちゃん、かわいい格好だねえ。どこに行ってきたの?」と聞くと
ママさんが
「ここに来るのにわざわざ着替えてオシャレして来たんですよ」
といってくださいました。
会わなくなってまだひと月も経っていないのに、
なんだかすごく懐かしく、
わざわざ着替えて来てくれたYちゃんの気持ちがいとおしくて可愛くて、
胸が一杯になりました。

今日は、先日お貸ししたあの絵本を返しに来てくださったのでした。
絵本は気に入ってくれたようで、
幼稚園に行く気になる手助けとして、ちょっとは役に立ってくれたようでした。
ママさんの顔にも明るさが戻り、
幼稚園の話を避けていたというYちゃんの口から
幼稚園のおともだちや制服の話が出てきて、
ようやくひと安心というところまできたようでした。

ああ、よかった。
私もなんだかひとつ、肩の荷が下りたような
ほっとした、そしてうれしい気持ちになりました。
そして、すぐに報告に来てくださったYちゃん親子に今日も感謝です。
ありがとうございましたface01

http://www.geocities.jp/mammysmile/
  

Posted by あこ姉 at 23:24Comments(2)絵本